妊娠中はいつまで飛行機に乗れる?双子の場合は?国内・海外でも違うのかまとめてみた

双子

妊娠中に旅行や里帰り出産を考えている方やもいると思いますが、妊娠中は飛行機に乗れる時期に制限があるのを知っていますか?おなかの子が一人の場合と双子以上の場合、国内線・国際線でも違いがあります。ANA・JAL・LCCなど主要な航空会社で妊娠中はいつまで飛行機に乗れるかをまとめました。

基本的に双子妊娠中の飛行機での移動はおすすめできない

ここでは代表的な航空会社について妊娠中の搭乗の制限をまとめています。妊娠36週まで(双子以上の場合は32週まで)条件付きで搭乗が可能な航空会社が多いですが、その期間までであれば飛行機の移動が安全であるという意味ではありません!

基本的に妊娠中、特に双子以上を妊娠中はさまざまなリスクがあるため、飛行機での移動はおすすめできません。おなかがそんなに目立たない妊娠初期〜中期でもシートベルトのちょっとしたしめつけでも気分が悪くなることがありますが、機内では体を横にすることも簡単ではありません。また双子以上の妊娠で一番心配なのは早産です。

マタ旅などと呼ばれ、妊娠中の旅行が流行っていたときもありましたが、旅行先で万が一のことがあれば、知らない土地で入院、最悪出産しなければいけなくなる可能性もあります。思い出づくりも大切ですが、あとから後悔することのないように旅行については慎重に計画してください。

時期にかかわらず飛行機を避けたほうがいい妊婦もいる

妊娠高血圧症候群を発症している人は体調が急変しやすいので飛行機への搭乗を避けたほうが良いです。またつわりがひどい場合も避けたほうがいいでしょう。

参考→妊娠中の飛行機、いつまで乗れる?胎児への影響・放射線は【医師監修】

どうしても妊婦が飛行機に乗らなければいけないときに気をつけること

妊娠中に飛行機に乗る際はどの時期であっても、必ず前もって医師に相談しましょう

どうしても移動をしなければいけない場合は、陣痛が来る可能性が低く、おなかも目立って大きくなり始める妊娠中期までにしましょう。少しでも体調に不安があるときは思い切ってキャンセルするなど、決して無理をすることのないようにしてください。

飛行機の座席は非常口座席以外を指定します。非常口座席に搭乗した人は非常時に脱出の手伝いをする必要がありますが、妊娠中の女性が重たい非常口を開く手伝いをするのは危険があるからです。
座席は具合が悪くなったときのことを考えてお手洗いの近くなどが良いでしょう。

また搭乗前に搭乗手続きで妊娠中であることを申し出ると、優先搭乗などさまざまなサポートを受けられる航空会社もあります。出産予定日まで28日以上ある場合、妊娠中であることを申し出ることは必須ではありませんが、万が一機内で体調が悪くなったりした場合にCAさんたちが状況を把握しやすくなるので、一言伝えておくといいでしょう。

国内線の場合 出産予定日の28日前から制限がある

出産予定日の28日前から制限を設けている航空会社が多いです。また調べたなかではジェットスター以外では、単胎と双子以上を特に区別しないようです。
ここでは代表的な航空会社について規定をまとめています。詳細は航空会社名からリンクをしていますので、必ず確認をしてから搭乗をお願いします。

単胎とはおなかの子が1人という意味です

ANA

ANAでは単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日から28〜8日前:搭乗前7日以内に発行された診断書の提出が必要です。
出産予定日を含め7日以内:搭乗前7日以内に発行された診断書の提出および医師の同伴が必要です。

JAL

JALでは単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日から28〜8日前:搭乗前7日以内に発行された診断書の提出が必要です。
出産予定日を含め7日以内:搭乗前7日以内に発行された診断書の提出および医師の同伴が必要です。

ジェットスター ※フライト時間が4時間以内の場合

ジェットスターでは

妊娠36週以降:搭乗前10日以内に発行された診断書を携帯しなければいけません。

妊娠40週まで:搭乗できます(単胎の場合)
妊娠37週以降:搭乗できません(双子以上の場合)

スカイマーク

スカイマークでは

単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日から28日〜8日前:搭乗前7日以内に発行された診断書が必要です。
出産予定日を含め7日以内:搭乗前7日前に発行された診断書および医師または助産師の同伴が必要です。

スターフライヤー

スターフライヤーでは単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日から28〜8日前:搭乗前7日以内に発行された診断書の提出が必要です。
出産予定日を含め7日以内:搭乗前7日前に発行された診断書の提出および医師の同伴が必要です。

ソラシドエア

ソラシドエアでは単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日から28〜8日前:搭乗前7日以内に発行された診断書が必要です。
出産予定日を含め7日以内:搭乗前7日前に発行された診断書および医師の同伴が必要です。

ピーチ

ピーチでは単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日28日~15日前:搭乗日の5日前までに搭乗前7日以内に発行された「診断書・必要な手配および同意書」をコンタクトセンターへ送付する必要があります。
出産予定日まで14日以内:搭乗日の5日前までに搭乗日の7日以内に発行された「診断書・必要な手配および同意書」をコンタクトセンターへ送付し、搭乗の際に医師を同伴する必要があります。

国際線の場合 合併症がないことが条件

日系の航空会社であるANA、JALは特に単胎、双子以上で差はありませんが、外資系のエアラインは単胎と双子以上で搭乗できる時期にそれぞれ制限が設けられています。また外資系エアラインでは妊婦の搭乗については合併症がないことが前提となっていることがほとんどです。
ここでは代表的な航空会社について規定をまとめています。詳細は航空会社名からリンクをしていますので、必ず確認をしてから搭乗をお願いします。

単胎とはおなかの子が1人という意味です

ANA

ANAでは単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日を含め14日以内:診断書の提出および医師の同伴が必要です。
出産予定日を含め15日以上28日以内:診断書の提出が必要です。

JAL

JALでは単胎と双子以上で特に違いはありません。

出産予定日から28〜8日前:搭乗前7日以内に発行された診断書の提出が必要です。
出産予定日を含め7日以内:搭乗前7日以内に発行された診断書の提出および医師の同伴が必要です。

ジェットスター ※フライト時間が4時間以上の場合

ジェットスターでは

妊娠29週以降:搭乗前の10日以内に発行された診断書を携帯しなければいけません。(往復で予約していて、帰りの便が29週以降にあたる場合も含みます)

妊娠33週以降:搭乗できません(双子以上の場合)
妊娠37週以降:搭乗できません(単胎の場合)

ルフトハンザドイツ航空

ルフトハンザドイツ航空では

28週以降は産婦人科医の診断書を持参することが推奨されます。
33週以降:搭乗できません(双子以上の場合)
37週以降:搭乗できません(単胎の場合)

ブリティッシュエアウェイズ

ブリティッシュエアウェイズでは

週数に関わらず、医師や助産師による診断書の持参がすすめられています。
33週以降:搭乗できません(双子以上の場合)
37週以降:搭乗できません(単胎の場合)

シンガポール航空

シンガポール航空では

28週以前:往復で予約していて、帰りの便が29週以降にあたる場合は診断書が必要です。
29週以降:29週以降最初の搭乗日から10日以内に発行された診断書が必要です。
33週以降:搭乗できません(双子以上の場合)
37週以降:搭乗できません(単胎の場合)

ハワイアン航空

ハワイアン航空では単胎と双子以上で特に違いはありません。
ハワイ州のなかだけを移動するのか、アメリカの他の州も訪れる予定なのかで変わってきます。

ハワイ州内だけを移動する場合
出産予定日の7日以内:産婦人科医から搭乗前3日以内に発行された診断書が必要です

ハワイ州以外も訪問する予定の場合
妊娠9ヶ月目以降:搭乗前48時間以内に産婦人科医の診察を受け、診断書の提出が必要です

まとめ

国内線・国際線にわけて主要な航空会社の妊娠中の搭乗に関する規定をまとめました。

ここに記載した情報は随時見直される可能性がありますので、搭乗前にはリンク先から最新の情報を確かめるようにお願いします。

妊娠中の飛行機での移動はくれぐれも無理をしないで、体調を最優先して楽しみましょう!

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